しめ縄
しめ縄は、そこが神聖な場所であることを表すための、境界を示すための縄です。
注連縄 〆縄 標縄 七五三縄 とも言われています。
日本神話・古事記の「天の岩戸(あまのいわと)」に由来すると言われています。(諸説あり)
天の岩戸にこもってしまった天照大御神(あまてらすおおみかみ)(三重県伊勢市の神宮に鎮座する日本の総氏神)を、岩戸から連れだした後、再び戻ってしまわないように岩戸にしめ縄を張ったことが記されています。
また、古くは占有のしるしをシメと呼び、縄を用いることが多かったため、神道における「しめ縄」という言葉が出来たと言われています。
紙垂(しで)
しめ縄につける白い紙を「紙垂」と呼びます。紙垂をつけることで、神聖な場所を表す象徴となると言われます。
紙垂は、しめ縄以外にも玉串(神さまに祈念を込めて捧げるもの)に使用したり、大麻(おおぬさ。お祓いで使用する道具)にも設えてあります。
また一説によると、紙垂は豊作をもたらす稲妻の形を表したものであると言われています。
雷が多い時期(雨が降る時期)は稲が成長する時期と考えられていたそうです。
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